企画:JyadouGuys
製造:ATOLL
発売:バレーヒル
全長:80mm
重量:約10g
タイプ:テールスピンジグ

              〜企画〜
 実をいうと、このルアーはぼくがゼロから企画したルアーではない。
“クルクル”をリファインしたバス用ルアーという形で、すでに邪道工房
には存在していた。しかし完全な形ではなく、邪道に引きずりこまれた
?ぼくの最初の仕事がそのプロトタイプを完全なものすることだった。
そもそも、ぼくが邪道に引きずり込まれるキッカケを作ったのはシー研
のF氏、そしてバレーヒルのT氏である。




               〜開発話No.1〜
                 『コンセプト』

どんなルアーでもそうだと思うが、ルアーを作ろうと思いついたときに
「こんなものにしたい」といった想いが生まれる。かっこよく言うと『コン
セプト』ともいう。まず最初に考えたのはこの『コンセプト』だった。ただ
ブルブルの場合、すでに形は出来ていたために、ぼくがなにもしないう
ちから、あれこれ言うと、後付けの『コンセプト』になってしまう可能性が
あった。そこでビルダーTさんにまず最初の『コンセプト』を聞きだした。
そして『左右に大きくボディが振る』というクルクルとはまったく違った、そ
れこそ、この世に存在する同タイプのルアーにはない動きを目指していた
ことが判明した。



               〜開発話No.2〜
                『クルクル』

今までのこのタイプのルアーにはない『左右に大きく振る』動きを出す。
これを実現させるために目を付けたのが、まずはブレード取り付け方だ
った。このタイプのルアーとして有名なリトルジョージと同じ取り付け方を
するのか?それともクルクルと同じ取り付け方をするのか?ぼくが出した
答えはクルクルと同じ取り付け方だった。その答えの素になったのは『オ
カッパリで使いたい』というぼくの想い(コンセプト?)が密かにプラスされ
ていたからだった。
釣り込むことによって、リトルジョージタイプはバーチカル、つまり真下
にキャストしたほうが良い動きをすることがわかり、クルクルタイプはキ
ャスト、つまり平行方向で良い動きがすることがわかった。この2つの
事実をぼくの想いと照らし合わせたらすぐに答えはでた。
もしかすると、この2つの違いは、ルアー作りにたずさわる人にとって
“当たり前”のことかもしれないけど、自分自身の経験で得た答えだ
ったので、すごく嬉しかった。




                〜開発話No.3〜
                『ペコブレード』

ブレードの取り付け方が判明すれば、次に目をつけたのがブレード
の形状だった。
最初のプロトモデルには、ボディを左右に大きく揺らすためには、ブレ
ードの回転する直径を大きくすれば良いということがわかっていたので
、コロラドブレードがつけられいた。ただこれでは、まだまだ動きが小さく
、そして芸がなく、さらに面白くないので、回転直径を大きくするにはどう
すればいいのかを考えた。そして、ある日突然、思い付いたのが、真ん
中を凹ました『ペコブレード』だった。実はこのブレードのアイデアはぼく
ではなくTさんだった。「流石・・・」の一言である。
ぼくがやったことは、ペコブレードでの動きのチェックだった。凹ます深
さが数ミリ違うだけで、いろいろと問題が生じた。浅すぎると動きが小さ
くなるし、深すぎると動きすぎてボディが回転、もしくは倒れて泳いでし
まう。ブレードを凹ますのがTさんの手作業だったこともあり、バランス
の良いブレードの深さを探すのは苦労した。1度OKを出しても、しばら
くするとなんだか気にいらなくなって、また次を探す。そんな作業を東条
湖戦の前日までやっていた。
最終的に決断したブレード深さは、スピードが多少速くなっても遅くなっ
ても、ブルブルの動きを最大限にだせる深さだった。なので安心してお
使いください。でもでも、あんまり遅いと(10秒でハンドル1回転)動かな
いですし、早すぎると(ルアーを回収するときのスピード)ボディが倒れ
てしまうので注意してくださいね。



              〜開発話No.4〜
                  『1mm』
ブレードの方取り付け方とブレードの形が決まったとき、次に待って
いた作業はボディからブレードの距離を決める作業だった。
クルクルを思い出していただくとわかるのですが、邪道のテールスピ
ンジグの特徴としてボディとブレードの間にワイヤーがでていることが
わかります。この特徴はブルブルにも継承されていて、クルクルにも
ブルブルにも、そうなっている意味がちゃんとあるのです。ブルブル
の場合は『左右への大きな揺れ』を生み出すためにそうなっているの
です。
長さを調べるってわけだから、確認は1mm単位になった。1mm違う
だけでどれだけ変わるのか?そんな作業を延々と繰り返す・・・これ
だけのことでも莫大な日数がかかる。
1mm違いのものを何個も作るTさんも大変ですが、それを1個ずつ
キャストして調べるぼくも大変でした。でもそんな二人の大変さが身
を結んで、最終的にとある長さに行き着きました。この最終的決断の
長さですが、ある日、二人がそれぞれ違う場所でテストをしていて、
お互いに「これはいいで〜」と同時に発見した長さなのです。



               〜開発話No.4〜
                『スゴさ』

実はボディ形状は最初からほとんど変わっていない。削ったり足した
りしたけど最初のボディのポテンシャルが高く、大きな変更はなかっ
た。ここでもTさんのビルダーとしてのスゴさを思い知る。
ボディの重さは、同タイプのルアーよりかは軽めの8gに設定した。こ
の重さがネックとなってペコブレードの開発が遅れたりしたが、『オカ
ッパリで使いたい』というぼくの想いはクリアすることとなった。他の同
タイプのものより、沈みが遅くて、根がかりが少なくなり使いやすいと
思います。
もし根がかりが気になるようでしたらダブルフックに交換してください



             〜開発話No.5〜
               『彩(いろどり)』

使いたくなる色、ほしくなる色、そして釣れる色、といった、ルアーを作
る上で必要最低限の想いを込めてカラー決めをした。だから全部の色
に自分の思い入れがあるし、全部の色が釣れると確信している。
ぼくはエアブラシが使えないから、Tさんがぼくの言う注文に応えて色
を塗ってくれた。うまくコミュニケーションがとれたのでよかったけど、
自分でもエアブラシが使えないとあかんな〜と思った。
どこでどの色を使ったらいいのか?人それぞれだと思うけど、濁り水
なら“ライムチャート”“チャートオレンジベリー”“パールホワイト”が
おすすめです。普通水なら“アユか〜?”“パールワカサギ”“クロキ
ン”がおすすめです。キレイ水なら“ギンワカサギ”“キンブナ”“クロ
キン”がおすすめです。どれか1個しか持てない・・としたらぼくなら“
パールワカサギ”を選びます。あくまでもぼくの意見ですからね。みな
さんでもいろいろ考えてくださいね。



誕生日
『2004.3.』

ワールド東条湖戦の前日、Tさんと野池に行き最終確認をして「OK!」をだしました。
BuruBuruの完成で〜す!